一般社団法人 日本看護質評価
改善機構 代表理事 上泉 和子
Copyright ©2015 JINQI All Rights Reserved
看護ケアの質に関する研究は、国内では1987年に聖路加看護大学を中心に行われた看護QA(質保証)研究班による患者、看護師双方からの評価ツールの開発(研究代表者:南裕子)が最初です。その後、1993年度から5年間にわたる「看護ケアの質の評価基準に関する研究」(主任 研究者:片田範子)により、看護ケアの質において重要な要素の領域の評価指標が開発され、構造、過程、成果の3つの側面において評価する方法(第三者評価)が開発されました。
このシステムは、それまで第三者評価として開発された評価ツールを、より多くの病棟において使用するために、自己評価ツールとして開発したものです。
構造 (tructure) | 過程 (Process) | 結果 (Outcome) |
---|---|---|
患者への接近 内なる力を強める 家族の絆を強める 直接ケア 場をつくる インシデントを防ぐ |
患者への接近 内なる力を強める 家族の絆を強める 直接ケア 場をつくる インシデントを防ぐ |
患者満足度 患者への接近 内なる力を強める 家族の絆を強める 直接ケア 場をつくる インシデントを防ぐ インシデント発生件数 (転倒、転落、褥創、院内感染、 誤薬について60日間調査) |
このシステムは、これまでの研究成果をもとに、病棟単位での看護ケアの質評価を行い、その結果をもとに看護ケアの質改善につなげていただくことを支援するためのものです。
評価の手順は、以下の通りです。
評価の枠組みに沿って、具体的には下記の内容を評価していきます。
構造の評価 | 過程の評価 | アウトカムの評価 |
---|---|---|
|
|
|
上記3つの枠組みによる評価は、一つの病棟を対象に行います。
入力が完了しましたら、研究班にデータが送られ、評価の得点と報告書(リコメンデーション)を作成します。得られたデータから、6つの領域を3つの枠組みから分析を行い、皆様の病棟の現状を分析しどのような領域の看護がよくできているのか、弱い看護領域はどこであるのかを示し、よりよい看護を提供するには看護ケアをどのように改善したらよいのかを具体的に示唆した改善提案を入れたリコメンデーションをお返しします。
→リコメンデーションサンプル
リコメンデーションに従って、改善計画を立てることができます。その際に、必要な専門家によるコンサルテーションを受けられるようなシステムをご紹介することができます。また、すでに立ち上げておられる院内の委員会の活動や病棟内のグループ活動を活用して改善活動を行うこともできます。
基本料(1施設あたり50,000円)+ 1病棟あたり10,000 円
例)1病棟・・・60,000 円
2病棟・・・70,000円・・・以降,1病棟ごとに+ 10,000 円
一般社団法人 日本看護質評価改善機構
代表理事 : 上泉 和子
<評価事業連絡先>
事務担当 有限会社あゆみコーポレーション
〒550-0001大阪市西区土佐堀1-4-8-703A
E-mail:otazune@nursing-qi.com
担当 鄭 佳紅(てい けいこ)